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愛犬が嫉妬で吠えて困る、攻撃して困るという相談が多くあります。ここでは、科学的に証明された犬の嫉妬による脳の動きと嫉妬しない方法をお伝えします。

本日は、飼い主様や御取引先様との会話でよく相談される内容について書きたいと思います。 ずばり、犬が嫉妬で吠える、攻撃して困る、です。やたらに吠えてしまったり、攻撃を繰り返すのは飼い主様にとっても困りますね。愛犬の嫉妬による感情の動きや嫉妬しない方法を知り、少しでも怒りの感情が少ない犬生にしてあげて欲しいと思います。


犬の脳の研究はMRIなどを使用し様々行なわれており、それぞれとても興味深いものです。

ただし、MRI内で微動だにせずにジッとできるよう訓練を重ねることに時間を要しているようです。そんな研究者の苦労もある実験であり、犬と接する私たち、これを読んで下さっているあなたにとっても、とても有意義な内容となっていると確信します。(悩んでいる場合ですが)


◆犬の嫉妬心を科学で証明

嫉妬とは? Wikipedeiaによると「自分よりも優れていると感じる人に対して妬みの感情を抱く悪徳である」と書かれています。この嫉妬は3つに分類され、自分に自信がない・思い込み・他人との比較であり、特に想像力豊かな人の傾向が強いと言われています。 これは、深い心理的な感情であり、そういった面で考えても人間特有とも思え、「ぼく容姿に自信がないワン」「今日お散歩で会ったあの子より私の方が足が短いワン」など犬が感じているとも思えず、実際に、これまで動物の嫉妬を測定する科学的証明がなかったのですが、今般、ニュージーランドのオークランド大学Dr.Amelia Bastosらによる実験で犬も嫉妬することを科学的に明らかにしました。

③飼い主が筒の棒を撫でて可愛がっている 結果は、①と②に激しく反応した。特に①の結果により、犬も精神的なイメージを持ち想像によって嫉妬するという興味深い結果となりました。 参考文献:Amalia PM Bastos, et al. Dogs mentally represent jealousy-inducing interactions. Psychological Science. April 7. 2021. https://doi.org/10.1177/0956797620979149 嫉妬により吠えてしまう、攻撃してしまう、これは飼い主にとっては可愛い反応とも思えますが、他のわんちゃんと仲良く出来ないのは、その子にとっても視野が狭くなり可哀想な犬生になってしまうので少しづつ改善するようコミュニケーションしていきましょう。 改善コミュニケーションの仕方として、お散歩で他のわんちゃんが近づいてきたときに、まず、自分の愛犬に「私はあなたのことがだ~いすきなのよ。いちばん好きよ。」と伝えて安心させてあげて下さい。先述の通り、嫉妬は不安からくる精神的病いです。安心させてあげることがいちばんの薬となり、飼い主様と愛犬の絆はより強まります。 そして、嫉妬心は人間でも全くない人もいれば、強い嫉妬心を持つ人もいます。犬も育った環境や性格により強弱あるようですが、散歩やドッグランで他のわんちゃんに挨拶する時には、愛犬の嫉妬心に火を付けないように配慮が必要かもしれません。

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